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最終更新日:2026.06.17

はちみつの種類って、何が違うの?
花が変われば、味も香りも変わる。はちみつの奥深い世界へ。

アカシア、オレンジ、ラベンダーなど。ひと口に「はちみつ」といっても、その味や香り、色合いはさまざまです。それは、ミツバチたちがどんな花から蜜を集めたかによって変わるから。やさしく上品な甘さのものもあれば、個性的で力強い風味をもつものもあります。まるでワインやコーヒーのように、それぞれに異なる個性があるのです。今回は、はちみつの種類や違いについてご紹介します。お気に入りのはちみつを見つけるヒントとして、ぜひ楽しみながら読んでみてください。

はちみつの種類はどうやって決まるの?

HACCIのはちみつには、「アカシア」「オレンジ」「ラベンダー」など、さまざまな名前がついています。
実は、この名前はミツバチがどの花から蜜を集めたかによって決まります。
花によって蜜の特徴が異なるため、できあがるはちみつの色や香り、味わいにも違いが生まれます。
やさしくすっきりとした甘さのはちみつもあれば、濃厚で個性的な風味をもつものもあります。同じミツバチが集めた蜜でも、花が変われば、まるで別のはちみつのような個性が生まれるのです。
はちみつの世界は、花の数だけ広がっています。

単花蜜と百花蜜の違い

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はちみつは、大きく「単花蜜」と「百花蜜」の2種類に分けられます。

単花蜜(たんかみつ)

特定の花が咲く時期や場所で採蜜された、1種類の花の蜜が主体となるはちみつです。
アカシアや、ラベンダー、オレンジなどが代表的な例。花ごとの特徴がそのまま味や香りに出るため、それぞれの個性を楽しめるのが魅力です。
すっきりと上品な甘さ、華やかな香り、濃厚で力強い風味など、花の違いを味わいながら、お気に入りを探す楽しさがあります。

百花蜜(ひゃっかみつ)

一方、百花蜜は複数の花から集められた蜜が自然に混ざり合ってできるはちみつです。HACCIではフラワーブーケと呼んでいます。
どの花が咲いていたか、どんな気候だったか、どんな環境でミツバチたちが暮らしていたか。その年、その季節、その土地によって味わいは少しずつ変わります。
特定の花の個性を楽しむ単花蜜に対し、百花蜜は自然そのものの豊かさを味わうはちみつともいえるでしょう。

色で見る、はちみつの違い

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はちみつを並べてみると、透明感のあるものから深い琥珀色のものまで、色合いもさまざま。実は、この色の違いも花の種類や含まれる成分によって生まれるもの。見た目だけでなく、味わいや香りにも大きく関係しています。

淡色(薄い黄色〜透明)
アカシアなどに多く見られる色合いです。
透明感があり、すっきりとしたやさしい甘さが特徴。クセが少ないため、そのままはもちろん、ヨーグルトや飲み物に合わせるなど、さまざまな楽しみ方ができます。

中色(琥珀色)
レンゲや栃(とち)のはちみつなどに見られる色合いです。
ほどよいコクと香りがあり、甘さとのバランスも良いため、食卓で幅広く使いやすいタイプ。はちみつらしい風味を楽しみたい方にもおすすめです。

濃色(濃い茶色〜黒に近い色)
マヌカやそば蜜、ハニーデューなどに見られる色合いです。
ミネラルを豊富に含み、力強く個性的な風味をもつものが多いのが特徴。好みは分かれますが、深みのある味わいを楽しめます。

一般的には、色が濃くなるほどミネラルを多く含む傾向があるといわれています。
とはいえ、色の違いに優劣はありません。すっきりとした淡色にも、コクのある濃色にも、それぞれ異なる魅力があります。
まずは色の違いを見比べながら、自分好みのはちみつを探してみるのも楽しいかもしれません。

産地によって味が変わる理由

同じアカシアはちみつでも、日本産とハンガリー産では味わいが異なります。ワインやコーヒーが産地によって個性をもつように、はちみつもまた、育つ環境によって風味が変わります。

気候や土壌の違い

植物は、育つ環境によって花蜜の成分が変化します。日照時間や降水量、土壌に含まれるミネラルの量などが異なれば、同じ花であっても蜜の味わいは少しずつ変わります。その違いが、はちみつの香りや甘さ、コクにも表れてくるのです。

花の品種の違い

同じ名前で呼ばれていても、地域によって植物の品種が異なることがあります。たとえば「アカシア」と呼ばれる植物も、国や地域によって種類が異なり、そこから採れる蜜の個性にも違いが生まれます。

養蜂家の仕事の違い

はちみつの味わいは、養蜂家の判断によっても変わります。採蜜のタイミングや管理方法、ろ過や加工の仕方などによって、最終的な風味は少しずつ異なります。同じ地域で採れたはちみつでも、生産者ごとに個性が感じられるのはそのためです。
花の種類だけでなく、土地や気候、そして養蜂家の仕事までもが味わいに表れる――。はちみつの奥深さは、そんな自然と人とのつながりの中から生まれています。

結晶するはちみつ、しないはちみつ

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冬になると、はちみつが白く固まってしまったことはありませんか?「傷んでしまったのかな?」と心配になるかもしれませんが、実はそれは"結晶"と呼ばれる自然な変化です。
はちみつに含まれる糖分の一部が固まり、小さな結晶になることで起こります。品質が落ちたわけではなく、純粋なはちみつによく見られる現象です。

結晶しやすいはちみつ

レンゲや菜の花、クローバーなどのはちみつは、結晶しやすい傾向があります。白くなめらかな質感になり、パンやクラッカーに塗りやすくなるため、この食感を好む方も少なくありません。

結晶しにくいはちみつ

アカシアはちみつは、比較的結晶化しにくいことで知られています。液体の状態を長く保ちやすいため、飲み物に加えたり料理に使ったりと、日常的に使いやすいはちみつとして人気があります。
もし結晶化した場合は、40〜50℃程度の湯煎でゆっくり温めると液体に戻ります。ただし高温での加熱は酵素やビタミンを壊すため、低温でゆっくりが基本です。

HACCI養蜂家DDに、もっと聞いてみました

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ミツバチの世界をのぞいてみると、まだまだ気になることがたくさん。
そこで、HACCI養蜂家のDDに直接聞いてみました。ミツバチたちのこと、養蜂のこと、そしてDDだからこそ知っている小さな発見まで。ここからはQ&A形式でお届けします。

  • Q1 はちみつの種類によってこんなに味が違うと、最初に気づいたのはいつ?

    生まれた時からはちみつがある環境だったので味の違いについては理解していたのですが、ただ意識してはちみつを食べ比べるようになったのは養蜂を初めてからです。それまでは、はちみつってひとくくりで考えていたんですが、滅多に採れない上質なアカシアのはちみつを初めて食べたとき「え、これも、はちみつ?」ってなりました。初めてマヌカを食べたときも衝撃で、薬みたいな独特の風味がある。同じはちみつという言葉でまとめるには、もったいないくらいの世界の広さがありました。
  • Q2 花の種類がはちみつの味に出る瞬間、養蜂家として実感できる?

    実感できます。HACCI BEE FARMでは季節によって咲く花が変わるので、採蜜した時期や年によって少しずつ味が違う。春先のはちみつは爽やかで軽い感じがする時もあれば、夏は少し濃厚になる時もある。巣板から直接採れたての蜜を舐めるとき、「あ、今この花が多いな」ってわかる瞬間がある。完全に当てられるわけじゃないけど、季節の花と蜜の味がつながってくる感覚は、養蜂をしていないと味わえない体験だと思います。
  • Q3 百花蜜と単花蜜、どちらが好き?

    どちらも好きですね。単花蜜はその花の個性が純粋に出るから、わかりやすくて美しい。でも百花蜜は、その土地・その季節にしか存在しない、一期一会の味がある。HACCI BEE FARMで採れるはちみつは毎回少し違うんですが、それが魅力だと思っています。「今年の奉納はちみつはどんな味だろう」という楽しみが毎年ある。再現できないことが、価値になっている。
  • Q4 結晶したはちみつ、どう思う?

    結晶したはちみつ、むしろ好きです(笑)。白くなってもったりした質感、あれはあれで使い勝手がいい。パンに塗るときは液体より扱いやすかったりする。お客様から「固まってしまったんですが大丈夫ですか」と聞かれることが多いんですが、もちろん大丈夫ですし、純粋なはちみつの証拠みたいなものです。湯煎でゆっくり温めれば戻るし、そのままヨーグルトに混ぜても美味しい。
    結晶は失敗じゃなくて、はちみつが正直に反応しているだけです。
  • Q5 はちみつをもっと楽しんでほしいと思ったとき、まず何を伝えたい?

    色々食べ比べ流のがいいのかなっと思います。アカシアとマヌカと栃みつを並べて食べると、全員びっくりする。これだけ違うのか、って。そのびっくりが、次の興味につながる。「じゃあラベンダーは?オレンジは?」って自然に広がっていく。こんなにはちみつって種類があるんだ!思うかもしれないですし、はちみつって、知れば知るほど選ぶ楽しさが出てくる食材だと思っています。難しく考えなくていいので、まず1種類、いつもと違うはちみつを試してみてほしい。そこから始まります。

まとめ

はちみつは、ただ甘いだけの食品ではありません。花や季節、土地、そしてミツバチの営みが織りなす自然からの贈り物です。種類ごとの違いを知ることで、ひとさじのはちみつがもっと特別なものに感じられるかもしれません。

  • はちみつの種類はミツバチがどの花から蜜を集めたかで決まる
  • 特定の花が主体の「単花蜜」と複数の花が混ざる「百花蜜」の2種類がある
  • 色が淡いほどクセが少なく、濃いほどミネラルが豊富な傾向がある
  • 産地・気候・土壌・養蜂の方法によって、同じ花でも味が変わる
  • 結晶は劣化ではなく自然な変化。湯煎でゆっくり温めれば液体に戻る

この記事は、HACCI BEE FARMの養蜂家 DD水谷 監修のもと制作しています。

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DD Mizutani
1993年生まれ。100年以上続く養蜂家・水谷家の一員として生まれる。

幼少期からミツバチとともに育ち、現在はHACCI BEE FARMにて、ミツバチが健やかに暮らせる環境づくりを軸に養蜂を行っている。

HACCI BEE FARMでは、ミツバチが一年を通して過ごしやすい環境づくりに取り組み、自然と共生する養蜂を実践している。

自然と共生する養蜂を通じて、はちみつの新たな価値や可能性を探求している。

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HACCIでは、はちみつの魅力を活かしたさまざまな商品を展開しています。

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