Tell me, DD!
最終更新日:2026.06.17
ミツバチって、何のためにいるの?
私たちの食卓とミツバチの意外な関係。
ミツバチは、はちみつをつくるだけの存在ではありません。花から花へと飛び回り、植物の受粉を助けることで、私たちの食卓を支える大切な役割を担っています。実は、世界の食べ物の約3分の1は、ミツバチたちの働きによって支えられているともいわれています。しかし今、そのミツバチが世界中で減り続けています。なぜミツバチは必要なのか。そして、なぜHACCIがミツバチたちの暮らす環境づくりに力を注いでいるのか。今回は、そんなミツバチと自然のつながりについてお話しします。
ミツバチの仕事は、はちみつだけじゃない
ミツバチと聞くと、まず思い浮かぶのは「はちみつ」かもしれません。
でも実は、ミツバチが担っている最も大切な仕事は、はちみつをつくることだけではありません。
それが、「受粉(じゅふん)」です。
ミツバチは花から花へと飛び回りながら花粉を運び、植物が実をつけたり、種を残したりする手助けをしています。
私たちには何気ない光景に見えますが、この小さな働きが、たくさんの植物や食べものを支えているのです。
ミツバチのお仕事をのぞいてみよう
ミツバチは、蜜や花粉を集めるために花から花へと飛び回っています。
そのとき、体についた花粉が別の花へ運ばれ、受け渡されることで植物は実をつけたり、種を残したりすることができます。これが「受粉」です。
りんごやいちご、きゅうり、アーモンドなど、私たちが普段食べている多くの食べものも、ミツバチたちの受粉によって支えられています。
実は、地球上の食べ物のおよそ3分の1は、ミツバチをはじめとする昆虫たちの受粉活動によって生産されているともいわれています。
ちなみに、1匹のミツバチが1日に訪れる花の数は約2,000輪。小さな体で今日もせっせと飛び回りながら、私たちの暮らしを支えているのです。
ミツバチがいなくなると、どうなるの?
こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「もしミツバチが地球上からいなくなったら、人類は4年以内に滅亡する」
物理学者アインシュタインの言葉として広く知られています。この言葉が伝えようとしていることは、とても大切です。もしミツバチが受粉を担えなくなれば、果物や野菜など多くの農作物の収穫量が減ってしまいます。
植物が減れば、それを食べる動物にも影響が及びます。そして自然界のバランスも少しずつ崩れていきます。
ミツバチは、はちみつをつくるだけの存在ではありません。
私たちの食べものや自然の豊かさを支える、かけがえのない存在なのです。
世界でミツバチが減っている理由
なぜミツバチは世界中で減っているのでしょうか。
その理由はひとつではなく、さまざまな要因が重なり合っていると考えられています。
農薬や殺虫剤の影響
一部の農薬や殺虫剤は、ミツバチの行動に影響を与えることがあるといわれています。花の場所や巣への帰り道がわからなくなり、群れを維持できなくなるケースも報告されています。
花の減少と環境の変化
都市化や開発が進むことで、ミツバチたちが蜜や花粉を集められる場所は少しずつ減っています。花が少なくなることは、ミツバチにとって食べものが減ることと同じ。暮らし続けることが難しくなってしまいます。
気候変動の影響
近年は気温の上昇や異常気象の影響も指摘されています。花が咲く時期とミツバチが活動する時期にずれが生じることで、これまで自然の中で保たれていたバランスが崩れ始めているのです。
こうしたさまざまな変化によって、ミツバチたちは今、世界中で厳しい環境に置かれています。
HACCIが環境づくりにこだわる理由
HACCI BEE FARM「ミツバチの楽園」は、土壌づくりからこだわり、季節ごとに咲く花々や植物の選定まで、養蜂家たちとともに丁寧に設計された養蜂園です。
ミツバチにとって心地よい環境は、私たち人間にとっても豊かで幸せな場所。
一年を通してさまざまな花が咲き、昆虫たちが生き生きと暮らす風景は、まさに"楽園"そのものです。
私たちの健康や美容を支えてくれる大切なミツバチたちが、安心して自由に羽ばたける場所をつくりたい。それが、HACCIの描く「ミツバチの楽園」です。
HACCI養蜂家DDに、もっと聞いてみました
ミツバチの世界をのぞいてみると、まだまだ気になることがたくさん。
そこで、HACCI養蜂家のDDに直接聞いてみました。ミツバチたちのこと、養蜂のこと、そしてDDだからこそ知っている小さな発見まで。ここからはQ&A形式でお届けします。
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Q1 ミツバチがこんなに大切な存在だと、養蜂を始めて実感した?
ミツバチのっ重要性は家庭柄よく知っていたのですが、実際に養蜂を学んでいくと、ミツバチが地球の食料生産や産業効果や経済効果、生物のサイクルにどれだけ関わっているか、身をもって理解できました。伊勢の養蜂園でも、ミツバチが飛び回ることで周りの農作物や植物が実をつけていく。その光景を見たとき、ミツバチって本当に地球を動かしてるんだなって、感覚として入ってきました。
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Q2 世界的にミツバチが減っていると聞きます。養蜂家として、どう感じてる?
正直、危機感はずっとあります。農薬や開発だけではなく気候変動、未だにわからない要因で、ミツバチが暮らせる・増える環境がどんどん失われている。それによって養蜂のやり方やミツバチの立ち位置や未来、関わり方が変わると思います。だからこそ、HACCI BEE FARMでやっていることには意味があると思っています。花を絶やさない、ミツバチにストレスをかけない。小さなことかもしれないけれど、これを続けることが、ミツバチが生き続けられる環境をつくることに直結している。
はちみつを採ることより、ミツバチが生きやすい場所をつくることの方が、今は大事だと思っています。
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Q3 ミツバチと実際に向き合って、受粉の役割を感じる瞬間はある?
あります。養蜂園の周りの植物の変化を見ているとよくわかる。ミツバチが活発に動き出す春から夏にかけて、周りの木花の実のつき方が全然違うんです。ミツバチがいる場所といない場所では、同じ植物でも収穫量が変わる。数字で見るよりも、目の前でその変化を見る方がずっとリアルに伝わってくる。「ああ、こうやって地球がつながってるんだ」って思う瞬間です。
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Q4 HACCI BEE FARMで、環境問題への意識が変わったことは?
養蜂を始めて、自分の暮らし方が変わりました。自分の行動がミツバチや自然に与える影響を考えるようになった。ミツバチって、環境の変化にすごく敏感なんです。気温が少し変わるだけで動きが変わる。調子が悪そうだなっと思ったら必ず理由がある。だから養蜂は、地球の健康状態を毎日観察しているような感覚があります。ミツバチを通して、地球を見ている感じ、というか。
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Q5 読んでいる人に、ミツバチについて一番伝えたいことは?
ミツバチがいなくなることは、はちみつが食べられなくなることじゃないんです。人によっては「へぇー、ハチミツ無くなるのは困るね」なんですけど、それだけではないと思っていて、いちごも食べれなくなっちゃうよ?そうするとショートケーキの上にはいちごが乗らなくなっちゃうよ?
→ りんご・ベリー類・メロン・スイカ・ナッツ類など「ミツバチ依存度が高い果物・野菜」は大きく減るか、人工受粉コストでとても高価な贅沢品になると見込まれています。
お肉も食べれなくなっちゃうよ?私たちの食卓から果物や野菜、お肉が消えていくことで、最終的には人間の存続にも関わってくる話です。でも、それを怖い話として伝えたいわけじゃなくて。ミツバチって知れば知るほど面白くて、かっこいい存在なんですよね。その魅力をもっと多くの人に知ってほしい。ミツバチが好きになる人が増えれば、自然と環境を大切にする気持ちも広がっていくと思うから。
7. まとめ
小さな体で花から花へと飛び回るミツバチたち。その働きは、私たちの食卓や自然の豊かさを支えています。ミツバチを知ることは、自然とのつながりを知ること。HACCIはこれからも、ミツバチとともにある未来を大切に育んでいきます。
- ミツバチの大切な仕事は、はちみつづくりだけでなく、植物の受粉を支えること。
- ミツバチは花から花へ花粉を運び、多くの食べものが実る手助けをしています。
- ミツバチがいなくなると、食べものや自然環境のバランスに大きな影響が及ぶ。
- 農薬や環境の変化、気候変動などにより、世界中でミツバチが減少している。
- ミツバチを守ることは、未来の食と自然を守ることにつながっています。
この記事は、HACCI BEE FARMの養蜂家 DD水谷 監修のもと制作しています。
- DD Mizutani
- 1993年生まれ。100年以上続く養蜂家・水谷家の一員として生まれる。
幼少期からミツバチとともに育ち、現在はHACCI BEE FARMにて、ミツバチが健やかに暮らせる環境づくりを軸に養蜂を行っている。
HACCI BEE FARMでは、ミツバチが一年を通して過ごしやすい環境づくりに取り組み、自然と共生する養蜂を実践している。
自然と共生する養蜂を通じて、はちみつの新たな価値や可能性を探求している。
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HACCIでは、はちみつの魅力を活かしたさまざまな商品を展開しています。
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